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眠のバイオメカニクス

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(一部見られない箇所があります。)

誘眠効果をもたらす環境 振動による誘眠効果

一日のうちで睡眠時間の占める割合は4分の1以上を占めており、快適に眠る環境を実現することは充実した生活を送るために重要なテーマと考えています。この睡眠に関わる研究テーマを生体力学の観点も取り入れて「眠のバイオメカニクス」」と位置づけることにします。


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誘眠効果をもたらす環境
電車に乗っていると眠くなることはよく経験されると思います.車内が明るく電車音がしても眠くなります.そこで,眠りを誘う要因として電車内の振動に注目しました.走行中の電車の振動周波数を分析すると,眠くなりやすい路線では1Hz程度の低い周波数が多く含まれていることを見いだしました.

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図1

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図2
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図3

【文献】
木村仁, 倉元昭季, 乾祐馬, 伊能教夫:
"眠りを誘導する機械的環境の研究",
第14回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会 SI2013, 神戸国際会議場, 日本, 2013年12月20日, 3C1-1, (2013)
木村仁, 遠藤真美, 小関道彦, 伊能教夫:
誘眠効果をもたらす機械的環境の研究
日本機械学会論文集 C編, Vol.74, No.740, pp. 806-813 (2008)
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振動による誘眠効果
低周波数で揺動する機械装置を製作して眠りやすい周波数,振幅を調べています.製作した装置は水平方向,鉛直方向独立して揺動させることができる機構になっています.計測実験では脳波を同時測定し,入眠した時に出る特徴的な波形に注目して入眠までの時間を判定しています.
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【文献】
倉元昭季,伊能教夫,木村仁,鄭珠迎:
"睡眠を誘導する加振装置の開発",
第25回バイオエンジニアリング講演会講演論文集, No.12-48,pp.651-652(2013)
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枕の生体力学
眠る時に枕は重要です.頭部を支えるための枕の材料特性,形,そのときの頭部筋骨格系の力学は重要な課題と考えられ,現在,検討を始めています.
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睡眠時の体圧分布
睡眠時の体圧分布も寝心地に影響することが知られています.この体圧分布を測定しながら制御する方法も眠のバイオメカニクスとして重要な研究課題の一つです.
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